2010年9月10日金曜日

「コーラン」焼却騒動

-教会の牧師が中止発表を撤回するなど混乱続く-

アメリカ・フロリダ州の教会が、同時多発テロから9年となる911日に、イスラム教の聖典「コーラン」を燃やす計画を進めていた問題は、教会の牧師が9日、いったんは計画中止を発表したものの、その後、発表を撤回するなど混乱が続いている。
コーランの焼却計画を進めていたフロリダ州の牧師は9日、ニューヨークのグラウンド・ゼロ近くに建設予定のイスラム教の礼拝所「モスク」を別の場所に移すことでイスラム教の団体と合意したとして、いったんは計画の中止を発表した。
しかし、モスク建設を計画している団体は、「牧師とは話し合っていない。建設地の変更予定はない」と牧師の主張を否定。
これを受け牧師は、「わたしはだまされた。計画は延期するだけだ」として、中止の発表を撤回した。
コーラン焼却を計画するジョーンズ牧師は「われわれは団体が合意したから、焼却を中止したのだ。だから今となっては、計画は一時保留するだけだ」と話した。
この問題をめぐっては、オバマ大統領が計画を批判、ゲーツ国防長官も牧師に電話で計画の中止を呼びかけるなど波紋が広がっている。

(www.fnn-news.comより)


この牧師、ゲインズビルというフロリダ北部の田舎町の方です。ゲインズビルはフロリダ大学がある村で大学以外は何もない所。私達は主人の大学院の間、2年間住んでいました。今から40年前ぐらいまでは白人と黒人ではレストランも別、デパートの入り口も別だったというような所です。

今、私達が住んでいるカリフォルニアのベイエリアは沢山の人種が住み、アジア人も珍しくありません。というか場所によってはマイノリティでもない。アジア人である私達が特別視されることもなく、とても居心地の良い環境です。

宗教の問題は根深く簡単に解決出来るものではないでしょうが、アグレッシブな行動は控え、平和的に歩み寄って欲しいと願います。

2 件のコメント:

  1. 日本でも、とても大きな問題として、ニュースに流れていました。
    とても前時代的だと思いますが、現実には、まだまだあることなのですね。

    宗教は、心の拠り所である点では良いものだと思っていますが、
    排他的な部分があることについてはいつも残念だと思っています。

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  2. sanaeさま

    久しぶりです。元気?

    方向性を間違うと全世界を巻き込む戦争にもなりかねないですよね。怖いです。

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