2010年5月19日水曜日

農薬摂取でADHDの子供増加 ハーバード大研究

http://www.asahi.com/science/update/0518/TKY201005180194.html
2010年5月18日12時21分

【ワシントン=勝田敏彦】米ハーバード大などの研究チームが、有機リン系の農薬を低濃度でも摂取した子どもは注意欠陥・多動性障害(ADHD)になりやすいとの研究結果をまとめた。17日発行の米小児学会誌に発表した。
 研究チームは米国の8~15歳の子ども1139人の尿の成分を分析、親と面接してADHDの診断基準に当てはまるかどうか調べた。
 分析の結果、検出限界ぎりぎりの濃度でも農薬成分の代謝物が尿から見つかった子は、検出されなかった子よりもADHDと診断される可能性が1.93倍になった。
 これまでの研究は、たとえば農村地帯に住む農薬の摂取量が多い人らを対象にしたものだった。チームは論文で「今回のように米国で普通に摂取されているようなレベルでも、農薬成分がADHDの増加につながっている可能性がある」としている。
 農薬成分は農作物に残留したりして子どもの体内に入ったと考えられている。チームのマーク・ワイスコプさんはロイター通信の取材に「野菜や果物は食べる前によく洗ったほうがよい」と話した。
 発達過程にある子どもの脳などは、農薬など神経系に障害を与える可能性がある化学物質に特に弱いと考えられている。農林水産省によると、有機リン系の農薬は日本でも使われている。



CNNの記事
Study: ADHD linked to pesticide exposure
By Sarah Klein, Health.com
May 17, 2010

りんご、ぶどう、ベリー類、ネクタリンなど皮をむかずに食べるフルーツを娘が好んで食べるので、よく洗ってから食べさせなくてはいけません。

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